今日のキッチン。みかん祭り。


お昼ごはんをたべながら瓶をことこと煮沸消毒したあと、午後はみかんワインをつくるための天然酵母作りから。


ワインの基本は果汁、砂糖、そして砂糖を発酵させてアルコールにするために酵母菌。
だからまずは酵母作りです。
皮をむいたみかん、水、砂糖を保存瓶に入れて20℃以上で5日から7日発酵させてつくります。一日一回攪拌。
なのでだいたい私の滞在が終わる頃に酵母菌が生き生きしてくれるはず!
そしたらみかんジュースと砂糖と混ぜてワインになるのを待つのだ!
Zachはここに2ヶ月いるからきっと試せるね。

私は酵母菌は生き物だから20℃以上が重要だと思うんだけどZachがそこに真剣じゃなくて、材料があるんだからとりあえず混ぜて置いとけばいいじゃんなんていう。
酵母菌なめんな!
そりゃ私も作ったことないけどこの家の常温じゃ絶対寒すぎる。
保温できる環境も使いっぱなしにできるような電力も無いし、定期的にぬるめの湯煎的な感じであたためるか暖炉の火を起こして家全体を暖かく保つかしないと。
って言ったらしぶしぶ納得してくれた。
2瓶つくりました。
がんばれ酵母菌くん!
がんばれ酵母菌ちゃん!


そのあとみかんピールをつくってリキュールづくり。
ワインとの違いはアルコールに香りや風味を移すっていうこと。(コアントローというリキュールみたいになるはず)
こちらは完成まで1週間程度。
私用にはラム酒クローブ、ブラウンシュガー。
Zach用にはウォッカ、バニラエッセンス(バニラビーンズが街に無かった)とブラウンシュガー。
寝かすほど香りも移って色が綺麗なオレンジ色になるんだって♪
お菓子づくりとかにも使えます。
美味しくなーれ♪


さらにもうひとつ。
せっせと食べてとっておいたみかんの皮でみかんマーマレードをつくります。
無農薬だからこそできる喜び♪
もう刻んでいるだけでも楽しい!
柑橘系の果皮大好き。
レモンもライムも皮ごと食べられるぐらい好き。
市販のマーマレードは甘すぎるし果皮の歯ごたえがいまいちなんだよね。
ジャムづくりはかなりいろんな場所でやったけど、自分の好みにできるのでお気に入り。
Zachが横で見ながらマーマレードなのに皮使うの?って何回も聞くから不安になった。
(今日Zachにいがぐりの写真見せて栗ー!っていったらこれが栗なの?って信じてなかった。たまに無知なZach。)

でもそういえば私マーマレードのレシピ知らないや。
もうgoing my way!!
甘みと風味付けにリキュールづくりのときに余った中身も使います。
手絞りジューサーで果汁を取り出し、あとはカフェで毎日もらって来てたはちみつを加えて、煮込む。
赤ちゃんの手みたいな丁子も5本。丁子ってクローブなんだって今日知った。釘に似てるからこの字らしい。たしかに。
そういえばなぜぬめりが出るのかはわからなかった。
クローブじゃないのかしら、ぬめりの犯人。
容疑者はyogiteaの中に有り!

かさが減ってきてカラメル状になって白い泡が出て来たらもうしばらく煮て完成!味見すると。
うわ!想像以上に美味しい!
だってみかんの皮だよ?
これはこれからは捨てられないね。また作ろう♪
シナモンとかもいれてみよう。
大成功!


レシピ覚え書き。

◉みかん酵母
みかんの中身一個分
それがひたる2倍量の水
砂糖 大さじ1

煮沸消毒した瓶に入れ20℃以上で5-7日間保存。
一日一度スプーンなどでかき混ぜる。


◉みかんリキュール(ラムベース)
ラム酒(バカルディ) 200cc
ブラウンシュガー(きびざとう) 100g
みかんピール 瓶いっぱい
クローブ 少々


◉みかんリキュール(ウォッカベース)
ウォッカ(40°) 200cc
ブラウンシュガー(きびざとう)100g
バニラエキストラクト 小さじ1みかんピール 瓶いっぱい

煮沸消毒した瓶にいれ常温で保存。1週間〜。


◉としみかんマーマレード
(ちいさな保存瓶ひとつぶん)

みかんの皮 あるだけ(5、6個ぶん)
はちみつ 大さじ2
クローブ 5本
お好みできびざとうで甘みを加えても。