Respect, Love and Share.

約3週間の滞在を終えて、私が得たものはなんだろう。

いちばん私が大切にしたいのは、
Tonyのfairness。(=公平さ)

Tonyはよく出来た人だと思う。
早口でクレイジーだけど、私が最初Tonyの良さに気がついたのは、BruceのともだちのErenaが遊びに来たとき。

Erenaは空気読めないかんじで超マイペースで仕事手伝うっていったあと目の前で4時間の昼寝かましたり、ジャム煮込みだしたと思ったらつけっ放し放置でタバコ買いに2時間以上散歩にいって帰ってこなかったり(しかもBruceのきらいなプラムのジャム!大量生産)


ある日Erenaが
なかなか半生で油ギトギトで穴ぼこあいてるクレープを作ってくれた。
私は食べながらも(私のほうが上手にできるなぁ...)なんて思ってた。
美味しいっていう人がいない中、Tonyだけが「it is delicious .thank you very much. 」って言った。
その一言には料理を作ってくれたことへの感謝が込められてた。
Tonyが珍しくお代わりしなかったことからも、美味しいとおもってないことは確かなのに。

でもそこに慰めや妥協の響きは無くて、素直に食べ物、作ってくれた人への感謝だけがあった。

何人かゲストが来て、料理をしてくれて、食べたけど、Tonyはどんな人にも料理にもいちばん最初に「it is very good. thank you.」って言う。
本当に美味しいときは何回もくりかえし。

BruceについてTipiで話をしてるときも、Bruceが意地悪だったり意味解らないこと、不条理なお説教には一緒に愚痴をこぼすけど、
Jessicaが「Bruceのごはんの食べかたが嫌い!くちゃくちゃ音たてて、スープもパスタもサラダもぜんぶ一緒のお皿に乗せて食べてて...いつか言ってやりたい!!」
って言った時は「ここはBruceんちだから訪問者の僕らが彼にマナーを教えるのは違うんじゃない?」って言った。

凄いなTonyの冷静さ。
食事について感謝することは出来るようになっても、その言葉を言えるというか思いつく気がしないよいまの私のレベルでは。
誰が考えても気持ち悪いし、大体bruceのことは嫌いだし。
って思ってた私は、
「Tonyは優しいね。」
って言ったあとに、
「違うな、You are very fair. for everyone. 誰に対しても公平に接してるだけなんだ。」
って気がついて言い直した。

私は経験して経験を重ねて、そういう公平さを身につけて行こう。
忘れないようにしよう。
Tony's fairness.