サリン事件を追う

地下鉄サリン事件のみばかりがショッキングな事件の印象として残っていて
事件のつながりまでは理解できていなかった。
3つのサリン事件があったこと。
マスコミの暴力性。
わたしたちの暴力性。


松本サリン事件についてはぜんぜん記憶に残っていなかった。

河野義行さんの顔はなにか覚えていた。

知ることができて良かった。

1994年。当時8歳、小学校2年生。
私の姉が死んだ年でもある。

wikipedia参照
死者8人・重軽傷者660人を出した事件。
戦争状態にない国で一般市民に対して初めて化学兵器が使用されたテロ事件であった。
また、無実の人間が犯人扱いをされた冤罪・報道被害事件でもある。


http://www.dailymotion.com/video/x9pkun__news
http://www.dailymotion.com/video/x9pon4_yyyyyyyyy_news
http://www.dailymotion.com/video/x9pohi_yyyyyyyyy_news


少しずつ居場所を見つけてきている。
なぜ私がそこまで興味をもつか?
ひとつは、まだ子供だったわたしながらになにか大変なことが起きたということしかわからずに大人になり、この事件が風化していくのに違和感を感じたということ。
また、宗教にからんだこのようなテロ事件はどのようにしておこりえたか?ということ。
つまり日本人が日本人の大量殺人計画をするというのはどんな意味があったのか?
wikipediaにもあるように、これは戦争状態にない国で一般市民に対して初めてのテロ事件なのだ。


大学在学中に、この映画とであったことも関係していると思う。
この映画を見たのはきまぐれ程度の理由。
雑誌で知った森達也という人物がどのような映画を撮っているのだろう?
オウム真理教についての映画とはどんなものなのだ、くらいの理由からだった。





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この映画の内容は、事件その後のオウム真理教の話だ。
この映画ーー映画というよりドキュメンタリー番組のようでもあるーーーの存在価値は、
彼らが、オウム真理教信者という得体の知れないエイリアンの様な存在としてではなくいち人間として描かれている点。


かれらはわたしたちと同じ人間なのだという当たり前なようで、でも理解しがたい、理解をさけたい事実をつきつけられる。
勇気がある人は見て欲しい。