雨の日のはなし その2

toshimi20102010-03-25

今日も雨。
赤い傘をさして花屋に行ってきた。


昨日は、自分の中の美意識と対話して、私の好きな植物の色はライムグリーンだ!と発見。
蛍光色にも似たあの明るいグリーンで部屋がいっぱいになったらうれしいな〜と思った。
わたしを生理的に元気にしてくれる色。
日本の植物は結構モスグリーンというか暗緑系が多いので見つけるのは難しい色。


2日連続だし昨日と別の花屋さんに行ってみる。


今日は「レモンマーガレット」に出逢った。
観葉植物を集めたかったのだけど、白いキャンバスに黄色い絵の具をごく薄くたらしたような、繊細で淡い黄色がとても素敵で。
柑橘類をほおばったときみたいな目にも爽やかな色。
花のかたちもまるまるとして、花びらが八重にかさなっていてかわいかったので購入。
新しい植物との出逢い。新しい色との出逢い。


雨の日の花屋さんは、外に出ているものが中にしまってあるので店内のスペースも狭くなり少しアットホームな感じ。
台風の日の教室に流れる親密な空気を思い出す。
なんだかしっとりと濃くて秘密めいている。


話題は少し変わるけれど、演歌歌手の石川さゆりさんは旅が趣味だそうだ。
モンゴルとか、北欧とか結構マニアックな国に行って、現地の市場に行ったり民家にステイすることが楽しみらしく、アフリカに行ったときに子供にこんな質問をされた。
「日本では最初の雨はいつ降るの?」
どいういうことだろうと首をかしげた。
聞けばアフリカでは1年は、乾季と雨季の2季。
だからみんな1年の間でいつ雨が降り始めるかというのを気にかけている。
石川さんが「日本では四季があって、雨季ではなく雨が降る日も、晴れの日もあって、1日に雨が降ったり止んだりすることもあるのよ。」
と教えると目をまるくしていたそうだ。


アフリカでは雨は、季節。
日本では雨は、お天気、というのがそれぞれの国のあたりまえなんだな、と発見。
加えて、日本に四季があること、天気があることに感謝。
とっても贅沢な感じ。
趣深いことなんだな、雨。


毎日ピクニック陽気で外でお茶をのんだりおむすびをたべたりできたらいいのになんて思っていたけど、
明日の晴れ予報がちょっとさみしく感じてきたのでした。
雨、ありがとう、しばらくさよなら。